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今日は数年前の思い出ででも・・・

数年前 当時私は二度目の結婚をしておりましたが夫婦仲がうまくいかなくなり別居という形をとっておりました。友人宅へ転がり込み、派遣会社に登録し、ゲームセンターを紹介して頂きました。

仕事も慣れてきた頃、突然の悲劇が・・・
仮住まいだった友人宅、賃貸マンションだったのですが、そこを引き払い、地元に帰ると言い出しました。
当時友人宅には私ともう一人転がり込んでいた人物がいたのですが、二人で
「どうしようか・・・」
と、途方にくれておりました。給料が週払いだったのでとにかく荷物をまとめる為に親が来るということでその場しのぎに24時間遊べる施設や安いラブホテルを泊まり歩きました。
そんな状態でお金も直ぐに消えてしまいました。
『公園生活するしかないのか?そんなの嫌だ!』
もちろん仕事もそんな状態で行けるはずもなく・・・最悪の状況を打破するべくとった行動は妹に電話して助けを求めるほかありませんでした。
すぐさま妹に電話してみると・・・
妹「久しぶり元気なんか?そういや実家が近いうちなくなるから、借金の関係で・・・どうしよう・・・」
『おっと!?いきなりこちらのディープな相談より先にディープな相談をされてしまった・・・』
「そうなんや・・・」
としか言えずなかなか本題に切り出せませんでした。
妹「そういや電話なんだった?」
と言われ、ようやく自分の状況を話すことができました。
「とにかく死にそうだから2万だけ貸してほしい・・・」
という相談に妹は「分かった」と答えてくれました。
それでもお金が届くまでその日1日は公園で暮らすほか手段がなく、でも明日にはそのお金で地元に帰ることが出来ると希望が見えたのでわりと落ち着いていられました。 ですがさすがに冬の公園は寒く、風がしのげないと"死ぬ"と思った私は少し遠くの大きな公園へ行き障害者用のトイレへ入りました。
『ここならにはしないだろう』
と思いふと目線を下に落とした瞬間絶句!
前日の影響なのか一面水浸し・・・
『これは寝るどころじゃない!』
そう考えた私は頭をフル回転しながら公園の出口へ歩きました。
『公園生活一日目にして死にたくね~、つい先日ホームレスが近所の公園で二人死んだばかりだし・・・どうにか生き延びる方法は・・・』
そう考えながら歩いていると目の前に警察署がありました。
『う~ん、一泊させてくれないだろうか?悪い事してないからなぁ・・・留置場は無理かなぁ・・・状況話せば分かってくれるかも?駄目元で話しつけてみるか!』
そう思い立った私はおもむろに警察署に入り定年間近そうな警察官に状況を説明してみました。
手続きすれば一日は身柄を預かってくれるとの事。非常にありがたい限りであります。皆様も困ったら警察署に駆け込みましょう!
身分証を出したりだとか色々聞かれましたがとりあえず毛布を支給していただき、待合用の長椅子をベットに使っていいと言う事なのでありがたく使用させて頂きました。
駆け込んだのは夜中でしたが「受付の電気は消せないから」と階段下の少し暗い所に椅子を移動して寝はじめました。
警察署という所は夜中も忙しく、事故やら酔った人間やらが出入りして寝るどころではありませんでしたが、気を使ってくれた警察官が温かいお茶とお茶菓子を持ってきてくれる等やさしかったのを覚えております。
そうやってその日をやり過ごした私は、お礼を告げ朝方警察署を後に、そしてその地を後にしました。
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